ブロックチェーンとは何ですか?
ブロックチェーンを簡単に表現すると、「みんなで管理する誰でも参照できる台帳」です。特徴としては不正を行う者や正常に動作しない者がいたとしても正しい取引ができ、データの改ざんが実質不可能で、多数のコンピュータに同一のデータを分散保持させる仕組みになってることです。
自律分散システム
今までの多くの分散システムにはシステムの中央となる管理者が存在していたが、ブロックチェーンは全てのコンピュータが自律して取引履歴のコピーを記録し続けているので中央の管理者が不要になり、特定の管理者や組織の意向に左右されることがなくなりました。
データの改ざんが実質不可能
ブロックチェーンに記録されるデータはハッシュ値により暗号化され、分散して保存されます。暗号化されたデータは不可逆性があるため特定されることはありません。誰かがデータを改ざんしようとすると分散したデータとの適合性が取れないため不正が検出されるのです。
システムダウンが起きない
多数のコンピュータが取引履歴のコピーを記録することにより、一部のコンピュータがダウンしても残り多数のコンピュータが記録を保持し続けるため、システム全体がダウンすることはありません。
取引の履歴は消すことができない
取引履歴は削除ができないため、一度記録された取引の記録は消えずに証拠として残り続けます。
全ての取引履歴は公開されている
ブロックチェーンに記録された全ての取引履歴は誰でも参照することが可能で、時系列で確認できるため、非常に透明性の高い取引が可能になっています。また取引の詳細はハッシュ値により暗号化されているため特定されることはありません。